本プロジェクトに研究機関としてご参画いただくには2種類の共同研究を想定しています。ひとつは国際脳の共有MRIデータ取得施設としての参画(A)、もう一つは国際脳MRIプロトコルの策定する技術支援施設としての参画(B)です。それぞれの参画の要件は以下のとおりです。
A. MRIデータ取得施設として参画
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シーメンス社製 Prisma, Prisma fit, Skyra, Skyra fit, Trio A Tim, Verio Dot, Verio のいずれかの3テスラMRI機器を有すること。
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32ch頭部用受信コイルを有すること
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ミネソタ大学のMultiband EPIシーケンス が装置にインストールされていること。詳細はシーメンスヘルスケア社(担当:村田様)にお尋ねください。
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各被験者につき最低22分以上の計測時間が確保できること
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被験者への研究参加説明同意文書に下記の内容が含まれていること
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被験者のMRIデータが、国際脳のデータベース(クラウド上を含む)へ提供され公開されます。
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個人を識別できないように(匿名加工)したのち、自由に閲覧可能なデータリソース(クラウド上を含む)として共同研究機関内で研究用途に使用されます。
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データ共有の際にクラウド上にデータが一時的に保管されます。
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データベース公開後は、営利・非営利を問わず利用されます。その際、MRI画像データは、顔情報を削除(MRI前処理過程で解析に支障がない範囲)し、個人が特定不能な状態になります。
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提供いただくデータは、基礎的研究として非ヒト霊長類動物のMRIデータと一緒に解析されることがあります。知的財産権は研究参加者でなく研究機関・研究者に帰属します。
上記A.に加え、
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既存のプロトコル、新規プロトコル双方が計測可能であること
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必要な被験者(トラベリングサブジェクト)を確保できること
が要件となります。
B. HARP(多機種調和MRI撮像プロトコル)の構築
シーメンスMRI装置の新規製品、GE、フィリップス、キヤノン、日立などのMRI装置などに適用したHARPの構築に協力いただける機関の参画を募集しています。